データマイニングとは、収集した大量のデータを分析し、その中から有益な情報を引き出す手法のことを指します。
似たような概念としてビッグデータというものがありますが、これはあくまでデータの集合体を指す用語です。
ビッグデータに関わらず、収集したデータの分析を行うものが総じてデータマイニングだと理解しておくと良いでしょう。
たとえばアンケートを収集して需要を把握することも一種のデータマイニングですが、今日においてはより規模の大きなものとなっています。
全く異なる別商品の売り上げの相関を発見できれば、一つの商品が売れ始めた際に、もう一つの商品をどのように売れば良いのかなどが予測できるでしょう。
商品だけでなく社会情勢や人口の推移、世界的な出来事と経済やビジネスでも同じことが言えます。
関連性を発見できれば、それに応じた正しい対応を取って収益につなげることも可能になるはずです。
データマイニングの手法としては、事前に仮説を立ててデータを分析する統計分析、仮説を立てずに広く相関を分析する機械学習があります。
どちらも、収集したデータを分析するためのプログラミングとシステムが必要です。
つまり、データマイニングをするにはエンジニアによるシステム設計が必須になります。
データマイニングはあくまでIT業界における流行の一つであり、ほかにもさまざまなキーワードが存在します。
ライバルに遅れをとらないよう、エンジニアは常に情報収集を怠らないよう意識しましょう。